KADOKAWAの就職・転職リサーチ
組織体制・企業文化
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回答日
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回答者
マーケティング、一般、在籍10~15年、現職(回答時)、中途入社、男性、KADOKAWA
3.5
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DXに熱心で、電子書籍や電子コミックなどが売り上げの中心となっている。時代の流れに敏感で新しいものを取り入れることにたけていると思う。しかし、出版社が出発点なので旧体制の慣習など根強く残っており、社内横断の大型案件などは経営陣の昭和の発想を押し付けられる傾向が強い。そうしたものは往々にしてビジネスとしては失敗している。彼らの目が届かない若手の発想企画、若者メディア向けのビジネスが大きく跳ねることが多いので、新旧入り混じった感じの少し変わった会社な気がする。前述のトップダウン案件は全く口をはさむ余地がなく、世相とかけ離れたものが多い。そこをどうしていくかが今後の課題だと思う。コンプライアンスは厳しくなってきており、特に残業過剰な場合のペナルティが厳しい。ハラスメントの対応も厳しく、若手社員の告発であってもすぐの対応が見られる点は優れている。給与体系は近年大幅に変わり、年功序列は完全になく実力主義となった。よって若手社員の給与アップの幅も大きくなっている。一方で50歳以上の社員が非常に少なく、セカンドキャリアという名目で退社を促す傾向が強い。社内の血を常に若くしておきたいという意思の表れが顕著となってきた。中年以上の社員にとってはだんだん居づらくなってきているのは間違いない。
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回答者
営業、在籍3~5年、退社済み(2020年以降)、新卒入社、女性、KADOKAWA
3.0
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入社を決めた理由:
「総合エンタテインメント企業」と呼べる会社は日本ここしかなく、将来性を感じた。就職先としても人気が高く、魅力的だった。
「入社理由の妥当性」と「認識しておくべき事」:
大きなギャップはない。可能性のあるユニークな企業ではある。
しかし、ブロックバスターとなり得る大ヒット作はない。小さいIPを展開しまくって稼ぐというスタイルに慣れない人には物足りないと思う。また、メディアミックスで横領域のコラボレーションが出来ることが魅力に見えるが、実際には横連携はそう簡単に出来ない。
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働きがい・成長
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回答日
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回答者
営業、在籍3~5年、退社済み(2020年以降)、新卒入社、女性、KADOKAWA
3.0
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働きがい:
歴史があるが、新しいことをやっているというイメージポジションを利用しつつ、社内リソースを活用できれば、開かれているエンタメビジネスの可能性は大きく、チャレンジ環境はある。
成長・キャリア開発:
多くの会社が集まって出来た企業体であり、「KADOKAWA」のプロパー社員はまだまだいない。そのため教育システムが十分とは言えず、部署がどれだけ若手の育成を重要視しているかにかかる。
これは全ての項目に言えるが、事業領域が違えば別の会社というレベルで文化が違う。
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回答者
編集、在籍20年以上、現職(回答時)、中途入社、女性、KADOKAWA
3.8
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リモートはコロナ禍前から育児中の方や介護中の方を中心に推奨されていた。上司にもよるが育児や介護などについては会社自体の理解や応援しなければという周囲の雰囲気があり、そこは評価できる(チームによると思うが)。
残業は会社自体が減らすよう取り組みを行っているので、一昔前よりかなりホワイト化してきた。ただし仕事量の調整はまだまだ個々による努力に頼っている部分も。
有給はとるように積極的に呼びかけがあるのでとりやすい。
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退職検討理由
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回答日
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回答者
編集、在籍5~10年、現職(回答時)、新卒入社、女性、KADOKAWA
3.1
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編集なので出版レイヤーの話になりますが、「とにかく数を出す」という方針がトップにあるので、ともすれば粗製乱造になっていないかというところに疑問を感じます。個々の質を高めるのは現場の意識に依存していて、もちろん編集者は皆頑張っていますが、「短い時間でそんなに高くもない給料で」「質の高いものをたくさん生み出せ」というのは無理があります。年に10点前後の刊行物を担当し、さらにセミナーなど書籍外のノルマも課されるので、現場はギリギリです。いつか破綻すると思います。
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回答者
営業企画、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、男性、KADOKAWA
3.8
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強み:
とにかく膨大な量のコンテンツを有しており、シンプルに商品力で勝負できることは大きな強み。
近年では社内のDX化にもかなり注力しており、東所沢に大型の複合型施設も開業した。
様々な業界で存在感を発揮していると言える。
事業内容も多岐にわたるため、一分野での業績が伸び悩んでいても他分野でカバー出来ることもメリット。
弱み:
クリエイターとのトラブルなどがしばしば話題になることがあり、他の出版社などと比べてやや炎上しがちなイメージがある。
事業展望:
伸びていく可能性があるのは映像、ゲーム、デジタルなどの分野ではないか。
紙の出版に関しては、業界そのものが今後大きく躍進することはかなり考えにくいので、いかにしてコストを削減して利益を上げるかというシビアな考え方が必要になってくると感じている。