SUBARUの自動車事業と航空宇宙事業についてご紹介します。
<自動車事業>
SUBARUの中核をなす事業が、自動車部門です。
当社は1958年に「スバル360」を発売して自動車メーカーとしてのスタートを切って以降、水平対向エンジンやシンメトリカルAWDなどのコア技術を起点に、新しいカテゴリーの開拓や、運転支援システム「アイサイト」に代表される技術価値の創造を通して、常にクルマの新しい価値を提供し、お客様との絆を深めてきました。
近年では、米国を重点市場と位置づけ、SUVとスポーツモデルを中心とした商品ラインアップとするなど、限られた資源を強みと特長を伸ばすべき分野に集中させる戦略をとり、付加価値の高い商品を通して「安心と愉しさ」を提供しています。
■SUBARUの総合安全~2030年に死亡交通事故ゼロを目指す~
SUBARUは、あらゆる視点からクルマの安全性能を追求し、従来の「0次安全」「走行安全」「予防安全」「衝突安全」の4つの分野をさらに強化するとともに、「つながる安全」を加え、2030年に死亡交通事故ゼロを目指します。
■衝突安全◎世界で評価される安全性能
SUBARUでは、「スバル360」を開発した約60年前から「クルマは人の命を乗せて走るもの、だから安全を最優先に考える」という思想が脈々と受け継がれています。
まだ安全志向が世の中に浸透していない1960年代から独自の衝突安全試験を行い、現在では国内外の安全性評価において常にトップクラスの評価を受けています。
<航空宇宙事業>
SUBARUの前身は、1917年に創設された「飛行機研究所」をルーツとする「中島飛行機」。
航空宇宙カンパニーは、「中島飛行機」から続くモノづくりへの情熱を受け継ぎ、民間事業、防衛事業、ヘリコプター事業という3つの柱にて、多種多様な航空機を開発・生産し、日本の航空宇宙産業をリードしています。
民間事業では、米国ボーイング社との国際共同開発にて、「ボーイング787」などの大型航空機中央翼や様々な部位の開発・製造を担当しています。
防衛事業では、各自衛隊向けの練習機等に加え、オールジャパン体制での航空機システムの開発生産分担に係わるなど幅広く事業を展開しています。
ヘリコプター事業では陸上自衛隊多用途ヘリコプター「UH-2」および民間向けバージョンの「SUBARU BELL 412EPX」の生産・納入を進めています。