創業背景

むすびすの始まり。創業に至った経緯と代表中川の想い。
=創業背景=
1998年、代表の中川が、今やウェディング業界のトップシェアを誇るテイクアンドギヴ・ニーズの立ち上げに創業メンバーとして参画。2001年、株式上場に役員として携わる。しかし、仕事での繋がりが増え自身が様々な方のお葬式に出る機会が増えていく中で、葬儀に対する違和感を抱き始めた。結婚式に関しては、お客様にとって必要な情報が世の中に出回っており、お客様に合わせた自由なスタイルで結婚式を提供することができる。一方で、同じ冠婚葬祭業である葬儀に関する情報がまとまったメディアはどこにも無く、お葬式自体も形式ばかりを重んじた式典といったもの。大切な人が亡くなった時に、お葬式は何から始めればいいのか?がわからないことが当たり前。旧態依然として、形式通りに進行することが重視されるお葬式ばかりが世の中に溢れ返っていたのだ。お葬式は「人の死の報告会」であってはならない。「故人様の人生のエンディングムービー」を提供することで、残されたご遺族が明日から前を向いて生きていけるようにすることにこそ、本質的な葬儀の価値がある。そして、そのカタチは、『100人いれば、100通りの”感動葬儀”』がある。大切な人の死を通じて命の輝きを知ること、残された者へと故人様の命のバトンを結んでいくことがお葬式の核心だと気づいた。お葬式を通じて、人の『命を輝かせる・命をむすぶ』ことを私たちの使命にしていきたい、そんな切なる想いから始まったのが、むすびす株式会社だ。
=創業初期の苦労(ぶつかった壁)と想い=
当初、代表の中川はこう考えていた。「葬儀会館を建て、地域に根付くことができれば、自然とお客様は集まるようになる」と。しかし、現実は非常に厳しかった。まず最初にぶつかった第1の壁は、葬儀会館設立の壁だ。西葛西での設立を進める最中に、地域住民の方々からの反対運動が起こった。地域の方々との交流機会を設けることで少しずつ信頼を獲得していき設立することはできたが、今度は第2の壁にぶつかる。葬儀の依頼が来ないのだ。それもそのはず。設立したばかりの葬儀社、オープンして間もない認知度の低い葬儀会館に、お客様からの葬儀のご依頼が来るはずもなく、来る日も来る日も営業活動としてポスティングやビラ配りをする毎日で、葬儀の施行に至らない。そして将来的なことを考えると、葬儀会館出店を成長戦略の柱とする方針に疑問が生じた。