- 私たちが目指す世界観
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私たちが描く未来、それは宇宙が特別な場所ではなく、誰もが日常の一部としてつながり、活用できる社会です。
私たちには、人類が時空間を越えてつながり、活動領域を宇宙にまで広げている未来への強い想いがあります。
この実現には、持続可能な社会を支える宇宙インフラの存在が不可欠です。
私たちは、そのインフラを低コストかつ迅速に構築し、多様なニーズに応えながら、衛星によって人類が生きる空間(地球上・宇宙空間を含むあらゆる場所)と時間(現世代から未来世代まで)における「人・もの・情報」の可視化、安全性の確保、流通と価値の最適な分配を可能にし、誰もが豊かさを享受できる世界の実現を目指しています。
従来の宇宙開発は、巨大で高価な衛星を長い年月をかけて開発するものでしたが、私たちは超小型衛星を核として開発期間とコストを削減し、より多くのアイデアと技術が宇宙空間で試される機会を生み出します。
私たちの目指す未来は、単に衛星を打ち上げる数を増やすことではありません。
それは、宇宙技術が社会のあらゆる領域に浸透し、人々の生活、産業、そして地球規模課題の解決に貢献する世界です。
たとえば、これまで通信が届かなかった場所を繋ぎ、災害時の状況把握を迅速化し、地球規模の環境変動をより詳細に観測するなど、宇宙技術が地上での活動を根底から支えるインフラとなることを目指しています。
究極的には、私たちの活動を通じて、宇宙がより身近になり、誰もがその恩恵を享受できる未来を実現したいと考えています。 - 技術・事業領域の魅力
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世界最先端の小型衛星技術を駆使し、世界規模の社会課題解決に貢献する小型衛星コンステレーションの開発・実証や社会実装に向けた取組を進めています。
アークエッジスペースの事業領域は、超小型衛星の設計・開発・製造・運用を核としつつ、その可能性を最大限に引き出すための多様な技術開発と新たなビジネスモデルの創出に広がっています。
■超小型衛星コンステレーション
多数の超小型衛星を星座の様に宇宙空間に配列し連携させることで、単一の大型衛星では実現できなかった空間的・時間的な高分解能観測や、広範囲な提供エリアを可能とするサービスの構築を目指します。
■衛星データ活用
宇宙から得られる膨大なデータを解析し、農業、防災、環境監視、インフラ管理など、地上における様々な課題解決に貢献する新たなサービスを創出します。
■衛星プラットフォームのオープン化
開発した衛星の設計情報やソフトウェアをオープンにすることで、新たなアイデアや技術の参入を促進し、コミュニティを中心とした宇宙開発のエコシステムを構築します。
■グローバル展開
私たちの技術とビジョンを世界に広げ、グローバルサウスをはじめとする、宇宙技術へのアクセスが限られた地域にもその恩恵を届けます。
■新規事業の創出
宇宙技術と地上技術を組み合わせることで、これまで想像もできなかった革新的なサービスや産業を創出します。
私たちは、これらの技術と事業領域を通じて、宇宙利用と宇宙産業のすそ野を拡大し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。 - 未来を実現するアークエッジ・スペースの開発思想
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衛星を通じて、人々により安全で豊かな未来を”実現することを目指し、あらゆる宇宙ニーズに応える事業モデルにより誰でも手が届く宇宙の開発利用を推進します。
■宇宙開発の当たり前を、更新する。
超小型衛星の設計・開発・製造・運用を一気通貫で手がける数少ないプレイヤーとして、数多くのプロジェクトを社会実装に導いてきました。
私たちの開発思想は、シンプルで一貫しています。
Quality(品質:Q)を短期的に最大化するのではなく、Cost(コスト)とDelivery(期間)を抑え、短いサイクルを回し続けることで、Qを”総体として”高めていく。
このアプローチは、従来の宇宙開発に代表される「一発勝負の完璧なものづくり」とは対照的かもしれません。
しかし、超小型衛星だからこそ、小さな失敗も許容し、次に活かすという「しなやかな開発」が可能になるのです。
■アークエッジ・スペースの6U衛星汎用バスシステムに見る、開発思想の実装例
現在、6Uサイズの超小型衛星をすでに複数機打ち上げており、次世代機の開発も進行中です。
プロジェクトマネージャーは非創業メンバーに引き継がれつつあり、開発ノウハウは着実に組織全体へと還元されています。
構造設計や部品配置の自由度向上、サプライチェーンの見直しなど、「何を標準化し、何を更新すべきか」という議論のもと、日々改善が積み重ねられています。
※1U=キューブサットという規格の衛星の基本単位、1辺10cmの立方体サイズのこと
■多様なサイズ、多様なチャレンジ
アークエッジ・スペースが開発する衛星は6Uサイズ衛星だけにとどまりません。
30kg級の探査機「Comet Interceptor」、50kg級の次世代VDES電波観測衛星、100kg級のリモートセンシング衛星など、多様なミッションに対応した構成の衛星を並行して開発しています。
また、月面での経済活動を支えるため、私たちは民間企業として、衛星バスから測位ペイロードまでを一貫して手がける月測位衛星システムの開発に取り組んでいます。
官民学の連携を基盤に、最先端技術を活用して月面における測位・通信インフラの実現を目指しています。
同時に、深宇宙という新たなフロンティアに向けて、超小型探査機の定期投入を通じた科学的知見と社会的価値の創出を目指しています。
こうした活動により、超小型探査機の特性を活かした柔軟で挑戦的な深宇宙探査の実現を目指しています。 - 働く環境
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社員がやりがいを持ち、活き活きと働けるような環境を整えています。
【働き方】
当社では、コアタイムなしのフレックスタイム制度を採用しています。
原則として出社勤務を基本としています。
私たちはモノづくりを行うスタートアップとして、現場での対話や連携を重視しており、対面でのコミュニケーションはエンジニア職を含む全職種において重要な要素です。
一方で、リモートワークに関する社内規定も整備しており、ご家庭やご事情に応じて柔軟にリモート勤務を行うことも可能です。
【休暇】
入社後1ヶ月を経過した日に10日間の有給休暇が付与されます。
その後1年の経過毎に1日 もしくは 2日ずつ付与日数が増え、最大20日間まで付与されます。なお、有給休暇の有効期限は2年間です。
また、上記とは別に、結婚・出産などのライフイベントを支援する特別休暇の制度も充実しています。
さらに、フルタイム正社員には、7月〜10月の間に自由に取得できる3日間の休暇が付与されます。
【働く社員】
‣社員数:約180名(社外パートナーを含む)
‣平均年齢:約39歳
※モノづくり経験が豊富なシニア層と、これからの宇宙開発を担う若手が融合した組織です
‣子育て世代比率:約60%
※育休・産休の取得実績も多数あり、経営陣にも子育て世代が含まれています。男性の育休取得も増加傾向にあります。
‣外国籍メンバーの比率:約5%(出身国数:4カ国)
※2025年2月現在の情報
※今後も多様なバックグラウンドを持つ人材の採用を積極的に進めていく予定です
【研修制度】
全社共通のオンボーディングプログラムに加えて、各チームごとのオンボーディングプログラムを整えています。
新しい環境でもスムーズにご活躍いただけるよう、入社初期から丁寧なサポートを行っています。
なお、当社ではOFF-JT(集合研修)よりも、OJT(実務を通じた研修)を中心とした育成スタイルを重視しています。
また、宇宙・衛星分野の技術や業界知識を、より効率的かつ効果的に引き継ぐための仕組みづくりの検討も進めています。 - 社員インタビュー
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ソフトウェアエンジニア/原田 洋樹(2023年8月入社)
Q.現在アークエッジ・スペースで、どのような仕事をされていますか?
C&DH(Command and Data Handling)と呼ばれる、衛星のデータ処理系ソフトウェアの設計・実装・テストを全般的に担当しています。
CDHは、衛星の頭脳とも言える部分であり、さまざまな機器と連携しながら、データの取得・処理・通信を行います。
衛星のミッションが正常に機能するために欠かせない領域であり、非常にやりがいを感じています。
Q.これまでのキャリアを教えてください
以前は、自動車部品メーカーで半導体の品質保証業務に携わり、工場プロセスの監査や不具合対応などを担当していました。
品質管理を通じて、製造プロセスの最適化やトラブル対応を経験しました。
その後、モーターのソフトウェア開発に携わり、ソフトウェア開発の一連の流れを学ぶことができました。
設計から実装、テストまでを自己完結できる環境で経験を積み、エンジニアとしてのスキルを広げました。
Q.アークエッジに入社したきっかけは何ですか?
前職の自動車業界では、システムが大規模であるため、自分が担当するのはごく一部の領域に限られていました。
そのため、エンジニアとしての価値を十分に発揮できていないと感じることが多く、「もっと全体を見ながら仕事をしたい」という思いを持つようになりました。
そこで、システム規模が小さいキューブサットに興味を持ちました。
小型衛星であれば、システム全体を把握しながら開発に携わることができ、より主体的に関われると考えたからです。
アークエッジ・スペースがキューブサット分野で先進的な取り組みをしていると知っていたこと、また有識者からも高く評価されていたことも、入社を決める大きな要因となりました。
さらに、転職当時、アークエッジはシリーズBの資金調達段階であり、スタートアップとしてまだ成長の余地があると感じたことも理由の一つです。
自分のスキルを活かしながら、新たな分野でチャレンジできる環境だと確信し、入社を決めました。
- 職種名
- 2000_エンジニアオープンポジション(技術系)
- 仕事内容
- 機械・電気・ソフト・ITの中から、ご経験や得意な技術領域に応じて適正なポジションをご用意させていただきます。
- 求める経験・スキル
- 【必須スキル】
・何らかのエンジニアの経験があり、宇宙に挑戦したい方
【歓迎スキル】
・宇宙工学の知識
・人工衛星の開発・運用の経験
・電気工学、回路設計、FPGA設計などの開発
・ソフトウェア開発経験
・AWS等のクラウドサービスの利用経験
・データベースを利用したアプリケーションの設計・開発の経験
・Webフロントエンドの開発経験
・Webバックエンドの開発経験(API等の設計・構築経験)
・英語の技術文書を読んで理解でき、日常英会話が可能できること - 募集要項
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勤務地 有明オフィス(東京都江東区)
※リモートワークも可能。出社頻度は業務内容や様々な事情等を考慮し、協議の上に決定。
※受動喫煙対策:屋内全面禁煙給与 年収:400万 ~ 1200万円 昇給・賞与・ 手当等 年収400万円~1,200万円
※スキル・経験を考慮して決定します。
※残業代は別途支給
【その他手当】
・住宅手当
・交通費全額支給
・企業型確定拠出年金制度完備勤務時間 09:00〜18:00
・フレックスタイム制(フルフレックス)
・所定労働時間:8時間00分 (休憩60分)
・標準的な勤務時間帯:9:00~18:00(例)試用期間 3か月
試用期間中の条件変更無し雇用形態 正社員 休日休暇 【休日休暇】
年間120日
(内訳)
・完全週休二日制(土曜、日曜)
・祝日
・夏期3日
・年末年始7日
・その他(慶弔休暇、有給休暇 ※ 規程による)
【有給休暇】
・入社1カ月後経過時点 10日
・最高付与日数 20日待遇・福利厚生 【福利厚生】
・各種社会保険完備(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険)
・定期健康診断
・服装自由
・昼食代補助(玉子屋・OFFICE DE YASAI)
・自動販売機補助
・無料ウォーターサーバー、コーヒーサーバー
・採用会食補助 等リモートワーク リモート可 出社頻度は業務内容や様々な事情等を考慮し、協議の上に決定。
こちらの求人は、株式会社アークエッジ・スペースへ直接応募ができます
更新日 2025年08月30日