仕事を辞めたいと感じる理由は?本当に退職すべきか判断できる自己診断チェックリスト

この記事で分かること

  • 仕事を「辞めたい」と感じる理由には、「労働時間・休日・休暇の条件」「人間関係」「賃金の条件」が多い
  • 「仕事を辞めるべきか」をチェックリストで自己診断できる
  • 本当に仕事を辞めるかどうかは、心身の健康状態や職種の向き・不向き、退職のメリット・デメリットなどから判断するのがポイント
  • 仕事を辞める決断をしたあとは、行動計画を立てることが大切

今の仕事を「辞めたい」と、本気で考えている人は少なくありません。

その理由は人によって異なりますが、いずれにしても後悔しない選択が重要です。そのために、「仕事を辞めるべきかどうか」を自己診断するチェックリストを用意しましたのでご活用ください。

また、本当に仕事を辞めるかどうかは、メリット・デメリットなどのポイントをふまえて判断することが大切です。OpenWorkに寄せられたリアルなクチコミも、次の一歩を踏み出すための参考となるでしょう。

専門家からのファーストアンサー: 終身雇用が当たり前だった時代は終わり、これからは自分自身の価値観や幸せの軸に基づいたキャリア選択が必要な時代です。目先の感情に流されず、転職や退職も、自分の人生設計の一部として主体的に考えることが大切です。長い目で見て後悔のない選択ができるよう、まずは自己診断を行いましょう。

仕事を辞めるべきか悩んでいる会社員は意外に多い

仕事を「辞めたい」と感じるのは、珍しいことではありません。日本労働調査組合が2021年4月に実施した「仕事の退職動機に関するアンケート」によると、会社員の35.8%が「仕事を辞めたい、もしくは転職の意向がある」と回答しています。

一方、仕事を辞める具体的な理由は、人によって異なります。厚生労働省による2023年の「若年者雇用実態調査」では、初めて勤めた会社を辞めた理由として「労働時間・休日・休暇の条件」「人間関係」「賃金の条件」が多く挙げられました。

これらの調査結果からは、気軽に相談しにくい理由で退職や転職を考えている会社員の多さがうかがえます。人それぞれの事情があるなかで、「本当に辞めてしまって良いのか」と迷うのは無理もないことだといえるでしょう。

まずは自己診断!仕事を辞めるべきかどうかチェックしよう

退職や転職をしたほうが良い状況なのかどうかを自己診断できるチェックリストを紹介します。仕事を辞めるべきか悩んでいる場合は、ぜひ試してみてください。

  • 【キャリアについて】
    • 今の仕事にやりがいや達成感をほとんど感じない
    • 今の職場や仕事内容では、これ以上のスキルアップや成長が見込めないと感じる
    • 将来のキャリアプランを考えたとき、今の会社にいるイメージが全く湧かない
  • 【待遇について】
    • 自分の働きや成果に対して、給与や評価が正当でないと感じる
    • 昇給の幅が極端に小さい、または昇進の機会がほとんどない
    • 福利厚生(休暇制度、手当など)に大きな不満がある
  • 【ワークライフバランスについて】
    • 残業や休日出勤が多く、プライベートの時間がほとんど確保できない
    • 有給休暇を取得しづらい雰囲気があり、十分に休養できていない
    • 仕事のことが頭から離れず、趣味や家族と過ごす時間も楽しめない
  • 【人間関係・社風について】
    • 上司や特定の同僚との人間関係に強いストレスを感じている
    • 会社の理念や社風が自分に合わず、居心地の悪さや疎外感を感じる
    • 職場でハラスメントやいじめを見聞きしたり、自身が対象になったりしている
  • 【ハードワーク・健康について】
    • 休日だけでは体力的・精神的な疲労が回復せず、常に疲れている感じがする
    • 達成困難なノルマや過度なプレッシャーがあり、精神的に追い詰められている
    • 仕事が原因で、不眠、食欲不振、頭痛などの体調不良が続いている

<チェック数が0~4個の方>

現状に大きな問題はないか、部分的な課題を抱えている程度かもしれません。不満な点があれば、上司への相談や業務改善の提案など、今の環境でできることから試してみましょう。

<チェック数が5~9個の方>

仕事に対する不満やストレスが蓄積し始めている可能性があります。何が一番の原因なのかを具体的に特定し、異動希望を出す、信頼できる人に相談するなど、状況改善のための具体的な行動を考え始める時期かもしれません。

<チェック数が10個以上の方:要注意>

現在の仕事や職場環境が、あなたの心身に大きな負担をかけている可能性が非常に高いです。このまま我慢し続けると、心身の健康を損なう恐れもあります。一人で抱え込まず、キャリアアドバイザーや専門機関に相談したり、本格的に転職活動を始めたりすることを真剣に検討しましょう。

専門家アドバイス: このチェックリストは、退職や転職を検討する際に、自身の状況を客観的に振り返るための有効です。仕事の悩みは一つの要因だけでなく、キャリア・待遇・人間関係・健康など複数の側面が絡み合っていることが多く、気付かぬうちにストレスや疲労が蓄積していることもあります。特にチェック項目が多く該当する場合は、我慢を続けることがリスクにつながる可能性もあるため、早めに信頼できる相手への相談や専門的なサポートの活用を検討してみてください。

仕事を「辞めたい」と感じるのはどのようなとき?クチコミから見えてくる理由

多くの人がなぜ仕事を辞めたいと感じ、どのように行動したのかを知れば、自身の決断にも役立ちます。ここでは、OpenWorkがまとめた「3年以内に辞めたZ世代の退職理由」のデータを見てみましょう。

会社を辞めた理由として、「キャリア・個人成長」「仕事へのやりがい」「人間関係・社風」「ワーク・ライフ・バランス」を挙げる人が多いことがわかります。

ここでは、退職の要因を以下の5つに分類し、実際のクチコミとともに詳しく見ていきます。

  • 【キャリア】やりがいや成長を求めて
  • 【待遇】評価と給料を改善するために
  • 【ワーク・ライフ。バランス】ライフステージの変化に合わせて
  • 【人間関係・社風】より働きやすい環境を求めて
  • 【ハードワーク】体力の限界を感じて

自分にも当てはまる項目があるかどうか確認して、今の状況や気持ちを整理してみてください。

【キャリア】やりがいや成長を求めて

「キャリア」は、仕事を辞める理由として最も多く挙げられる項目です。今後の成長のために、やりがいを感じられる仕事や、よりスキルアップに適した環境が求められています。

ただし、必ずしも「今の仕事がつまらない」のような、ネガティブな理由ばかりではありません。クチコミを見れば、現在勤めている会社については高く評価しながらも、新たなチャレンジのために環境の変化を望む人も一定数いることがわかるでしょう。

退職検討理由: 退職理由は給与が安い、仕事のやりがい(というか正社員じゃなくてもできる作業をやり続けてスキルが停滞するのが辛かった)でした。

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退職検討理由: 退職理由は成長環境がないと感じたため。

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退職検討理由: 退職理由は、自身のキャリア目標や成長のために新しい挑戦を求めるためです。この会社で多くの経験を積み、学ぶことができましたが、次のステップに進むために新たな環境を探すことにしました。現在の情勢が転職有利で給料アップを見込めると考えました。

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【待遇】評価と給料を改善するために

「待遇」は、仕事を続けられるかに直結する要素です。特にお金に関する不満は、会社を辞める主要な理由となるケースが少なくありません。

クチコミには、適切に評価され、努力や貢献に見合った給料を得られる環境を求める声が見られます。また、ボーナスの支給額や、長時間働いたときの残業代も不満を感じやすい部分です。

退職検討理由: 新卒入社から数年は残業が多いため、他社で同じような年齢・年次の一般的な給与と比較してもある程度もらえているが、昇格時の給与の上昇カーブがかなり小さいため、年次が高くなるほど他社から引き離されていく。そのため、20代後半~30代の主力級社員の退職が相次ぎ、その層だけ明らかに人員が少ない。

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退職検討理由: 評価制度はあるが、差がつきにくい。良い評価を取ることはそれなりに大変であるのに、給料やボーナスとして返ってきにくい。毎年最低評価の人でも、評価ポイントがもらえるので、昇格に足る能力がなくても、いつかは昇格できてしまう。

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退職検討理由: 評価制度と給料が大きな理由。大規模のクライアントのほうが評価されやすい傾向が強いため、例えば優秀なリーダーが開拓して広げたクライアントを引き継いで1年間安全運転をすれば、大した能力がなくても昇進できる。こういった職位と能力がアンマッチの人の下で働くのは良いアドバイスも貰いにくいし、成長を考えたときにも厳しいと感じる。

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退職検討理由: 退職理由は、係長手当2万円と低く、仕事量と給料がみあってないなーと感じたこと。ゆくゆくは係長を超えてどんどん給料を上げていきたいと思っても係長で給料が低いと、残業や夜勤を沢山やってライン作業で給料を増やした方が年収が高くなりがち。

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退職検討理由: 給料が非常に安く、昇給率も低いため退職を決意しました。あと人件費は上げないという会社側の非常に強い意志を感じました。例えば一つランクが上がったとしても月額の昇給額が5000円とかです。形式的に昇給のテストを行っていると感じました。

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【ワーク・ライフ・バランス】ライフステージの変化に合わせて

「ワーク・ライフ・バランス」は、仕事を辞める理由として30代前半までの人に挙げられることが多い項目です。プライベートの充実や仕事との両立のために、働き方の改善を望む声が多数見られます。

こうした声の背景には、ライフステージの変化もあるようです。例えば、結婚を契機に、より家庭に時間を割ける働き方を希望する人もいるでしょう。

退職検討理由: ワーク・ライフ・バランスのワークへの比重の多さが退職理由です。また、勤務時間の不規則さから体調を崩しがちになり休日を常に寝て過ごす様になったからです。

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退職検討理由: 退職理由としてはワークライフバランスは全くといっていいほど取れない点が1番の理由だ。なのでプライベートを充実させたい方などは全く向いていない。配属先も地方になる可能性が高い。

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退職検討理由: 長時間労働や休日出勤が続く中で、プライベートを犠牲にする働き方に疑問を感じました。

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退職検討理由: 1度だけ退職を考えた。退職理由は「ワークライフバランス」の整った生き方をしたかったから。結果的に、人事異動をして、「ワークライフバランス」は整ったが、最近は「ワーク中心」の生活になってきており、むしろ、その状況を楽しんでいる。

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退職検討理由: ワークライフバランスの悪さ、家庭との両立のできなさが退職理由でした。キャリアを積んでいる女性は皆、シングルか旦那様が家庭にはいって主夫をされているか、家庭や子供を完全に犠牲しているかのどれかだったので、なりたい未来像がここにはありませんでした。

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【人間関係・社風】より働きやすい環境を求めて

「人間関係」の悩みは、仕事に限らずどこにでもあるものでしょう。とはいえ、ストレスが大きいときや実務にまで支障が出るような場合には、仕事を辞める十分な理由になりうる要素です。

また、クチコミを見ると、どうしても「社風」が肌に合わないケースもあることがわかります。社風は個人の努力で変えるのが難しい部分であるため、退職・転職により環境を変えたい理由となりやすいのです。

組織体制・企業文化: どちらかといえば、昔気質の社風。特徴としては、事前に失敗するとわかっていても、助言せず、失敗して成長を促す。また、人材が足りていないためか、ある程度、ユーザーとコミュニケーションが取れるメンバーが忙しくしており、コミュニケーションに難があるメンバーは、仕事が下りてくるのを待っている状態。

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退職検討理由: 退職の理由のほとんどが人間関係。私の上司や先輩はやってみろ、自分で調べてみろと指導してくれる。しかし、二転三転、手のひらを返すなんて当たり前で、後だしじゃんけんのように言動が変わる。

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退職検討理由: 退職理由は、人間関係です。周りに新しい飲食店が増えて売上が伸び悩んだ際に、新メニューやメニューのアレンジを店舗責任者に提案していました。ですが、伝統を重視する店だからと却下。提案の修正点やアドバイスを頂くことも出来ませんでした。より自分の強みを活かせる会社があると思い、退職しました。

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組織体制・企業文化: 厳しい社風です。経営者と同じくらい仕事にたいして熱意を持ってやれる人、つらい中成長と結果を求められてもそれに耐えられる人などには向いているかもしれません。

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【ハードワーク】体力の限界を感じて

「ハードワーク」により体力的に余裕がない状態が恒常化すると、仕事を続けるのが難しくなります。残業の多さや厳しいノルマなどは、仕事を辞める理由となるでしょう。

また、あまり無理が重なると、体を壊してしまうおそれも出てきます。たとえ長く働き続けたいという想いがあっても、心身の限界により仕事を辞める判断をせざるを得ないこともあるのです。

退職検討理由: 退職理由はひとつ、体力的な厳しさです。日勤と夜勤が毎週変わる勤務地にいましたので、体調のコントロールがとても大変でした。

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退職検討理由: 退職理由は、体力的にきついため長く続けられる仕事ではないと思い、長くつづけることができる職場に就職をしようとおもい、退職しました。人間も良好で、仲が良い職場なので、体力がある人にはオススメいたします。

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退職検討理由: ハードワークであることは正直退職理由の一つではありました。また、お子さんがいらっしゃる社員の方が、時短勤務であるはずなのに残っていらっしゃった姿も強く記憶に残っています。

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退職検討理由: 残業がとにかく多い。3年目だが、毎月の残業時間は軽く40時間を超える。帰りたくても上司から仕事を振られ、全く帰ることが出来ない。日付を超えるまで現場にいることもある。

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退職検討理由: 退職した理由は、主にノルマに対するプレッシャーが大きい割合を占めております。営業職では毎月の目標売り上げが設定されており、達成するとさらにノルマが加算されます。それらを毎月クリアする事が大きな評価基準となっております。ノルマ達成が厳しい月には上長から厳しい叱責があり、精神的な負荷が大きくなり、常に成果を求める日々にストレスを感じるようになりました。

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仕事を辞めるか残るかを判断する4つのポイント

仕事を辞めるか、それとも今の職場に踏みとどまるのかを、一人で決めるのは簡単なことではないかもしれません。とはいえ、いつまでも判断を先延ばしにするわけにもいかないでしょう。

ここでは、仕事を辞めるべきかどうか判断する際の4つのポイントを紹介します。

心身の健康を優先しよう

仕事を辞めれば、その分だけ収入が減ります。経済的な不安から、なかなか辞める判断はしづらい面もありますが、我慢を続けて体を壊してしまっては元も子もありません。

また、「仕事に行きたくない」「精神的な限界を感じる」などの状態になっているときは、心の休息も大切です。休職・退職により、いったん仕事を離れて心身の回復をはかることも、次の一歩のために必要な過程なのだと考えましょう。

職種の向き・不向きも考慮しよう

仕事を続けるにあたって「求められること」と、自分が「求めること」を、あらためて確認してみましょう。

「事務」「営業」「販売・接客」「技術・研究」「クリエイティブ」などの職種に分けて考えるだけでも、仕事に必要な能力は異なります。例えば、事務職には正確さや細やかさ、営業職にはコミュニケーション能力などが求められるでしょう。

また、仕事を通して得られる経験も、それぞれ異なります。自身が望むキャリアを積むのに適した仕事内容ではないと感じるようなら、転属や転職が必要かもしれません。

辞めた場合と辞めなかった場合のメリット・デメリットを比較しよう

勢いだけで仕事を辞めてしまうと、あとから「失敗した」と思うかもしれません。冷静になって、退職にどのようなメリット・デメリットがあるか考えてみましょう。客観的な検討が、後悔しない判断につながります。

退職する場合のメリット・デメリットは、次のとおりです。

【退職するメリット】

  • 人間関係や仕事の多さによるストレスなど、今抱えている悩みを解消できる
  • 転職すれば、新たな仕事で視野を広げたり、これまでとは違う経験を積んだりできる
  • 自由に使える時間が増え、転職活動にも充てられる

【退職するデメリット】

  • 収入が途絶えるため、時間の経過とともに貯金が減り、精神的なプレッシャーになる
  • 住む部屋を借りにくくなるなど、社会的な信用が落ちる
  • 転職した結果、今の職場よりも環境が悪くなることもある

一方、退職しない場合は、次のようなメリット・デメリットが考えられます。

【退職しないメリット】

  • 慣れた職場で、馴染みのある人と仕事を続けられる
  • 今後のキャリアはこれまでの延長線上にあり、見通しが立てやすい

【退職しないデメリット】

  • やりたい仕事ができるとは限らない
  • 新たな発見や経験、成長の機会を得にくい
  • 「いつかは転職を」と考えているうちに、就職先の選択肢が減り手遅れになるおそれがある

信頼できる人に相談しよう

一人で悩むより、人に相談したほうが自分の考えを整理しやすい場合もあるでしょう。ただし、誰に相談するかについては、慎重に考えたいところです。

例えば、上司や同僚なら仕事や職場のことを把握しているため、親身になって話を聞いてくれるかもしれません。ただし、退職の相談をした際にかえって引きとめられることも考えられます。

身近な人に相談しづらい場合は、ぜひOpenWorkのクチコミ検索を試してみてください。同じような悩みを抱える人の意見を聞いて、仕事を辞めるかどうかの判断に役立てたり、自分に合う職場を探したりできます。

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仕事を辞めると決める前に知っておくべきリスク・注意点

仕事を辞めることには、一定のリスクが存在します。これまでとは環境が変わるため、思いがけない事態に陥ることもあるかもしれません。

あくまで一例ですが、転職を考えるのであれば、以下のようなケースもあると理解しておくことが大切です。

例: 転職先のカルチャーが合わず、キャリア形成が思うようにいかない
労働環境の違いにより、前職よりも残業時間や休日出勤が増えてしまう
前職の企業文化を引きずってしまい、転職先の文化に合わせるのに苦労する

専門家アドバイス: 転職後も前職の経験や人脈は大きな財産となるため、円満退職を心掛けましょう。新しい職場では、まず自分が風土を受け入れることで周囲にも受け入れてもらいやすくなります。また、「前職ではこうだった」といった比較や批判は避けるべきです。周囲との信頼関係を築くためにも、新たな環境に柔軟に対応する姿勢が大切です。

仕事を辞めると決めたあとは?後悔しない行動計画のヒント

せっかく「仕事を辞めよう」と決断しても、ただ転職サイトを眺めているだけでは何も変わりません。状況は変えるには、これからの行動を計画し、実行に移す必要があります。

ここでは、具体的な行動計画を立てるためのヒントを紹介します。

将来のビジョンをもつ

これまでは、仕事上のストレスや職場への不満にばかり注意が向いていたかもしれません。しかし、仕事を辞める決断をしたのであれば、将来にフォーカスすることも大切です。今の職場を離れたあと、どうなりたいのかをイメージしましょう。

転職を目指すのであれば、「また辞めたくなってしまった」などと後悔しないような選択をする必要があります。キャリアビジョンを明確にし、そこから逆算して今後の行動を具体的に考えましょう。

退職する最適なタイミングを考える

会社を辞めるための行動は、精神的・経済的な不安を軽減できるタイミングを考えて計画しましょう。転職するなら、次の会社に内定をもらってから退職の手続きを進めるのがおすすめです。これにより、収入が途絶える期間を最小限にとどめられます。

有給休暇が残っている場合は、退職前に消化する権利があるので、できる限り有効活用できるスケジュールにするとよいでしょう。

なお、円満退職に必要な期間は、職場によって異なります。いつまでに退職の意思を伝えるべきか、就業規則などで確認しておいてください。

退職の流れを具体的にイメージしておく

円満でスムーズな退職のためには、手続きなどの流れを具体的に確認しておくことが大切です。

ここでは、退職の意思を伝えてから退職後の手続きまで、一般的な流れと必要なことを説明します。

退職意思を伝える

まずは、上司に退職の意思を伝える必要があります。法律(民法627条)のうえでは、退職の2週間前に申し出をすれば問題ありません。

ただし、多くの場合は就業規則で「退職は1ヵ月前までに申し出ること」のように定められています。そのときは、就業規則に従いましょう。

なお、退職を申し出る際には理由を聞かれることが一般的です。場合によっては、正直な退職理由を答えるよりも、建前を伝えるほうが話は円満に進むかもしれません。

退職日を決定し退職願(または退職届)を提出する

退職の意思を伝えたら、引継ぎのスケジュールなどについて話し合い、いつを退職日とするのか決める必要があります。そのうえで、退職願(または退職届)を提出します。

退職願を作成する際には、会社指定のフォーマットがないか確認しましょう。フォーマットが異なっていると、事務処理に必要な項目が足りず、迷惑がかかってしまうかもしれません。

業務の引継ぎを行なう

業務の引き継ぎをせずに退職すると、後任者に迷惑がかかることが考えられます。今後の業務に必要な情報があれば、マニュアルなどの資料として丁寧にまとめておきましょう。詳細は職場によって異なりますが、具体的な引継ぎ項目としては進行中の業務や注意点、関連部署との連携方法などが挙げられます。

後任者が決まっている場合は、口頭でも説明しておくと安心です。必要に応じて、取引先などにも退職の挨拶や後任者の紹介を行ないましょう。

有給休暇を消化する

有給休暇の取得は会社員の権利ではありますが、円満な退社のためには計画的に昇華することが大切です。業務の引継ぎに支障が出ないスケジュールを上司と相談するなど、周囲に配慮しましょう。

具体的には、次のいずれかの方法で、有給休暇をまとめて消化するケースが多いようです。

  • 最終出社日より前に有給休暇を取得する
  • 最終出社日のあとに有給休暇を取得し、すべて消化した時点を退職日とする

会社から貸与されたものを返却する

会社から貸与されたものや社費で購入した物品などは、すべて返却しなければなりません。いつまでに何を返す必要があるか確認して、漏れなく返却できるよう準備しましょう。

以下は、会社への返却が必要なものの例です。

  • 健康保険証(扶養家族の分も含む)
  • 社員証
  • 名刺(取引先のものも含む)
  • 制服
  • パソコン
  • 業務関連書類(データとして保存されたものも含む)

退職後の手続きを行なう

退職後は、健康保険と年金の手続きが必要です。手続きの方法は、すぐに転職するかどうかによって変わります。

退職後、間を空けずに次の会社への就職が決まっている場合は、転職先で手続きをしてもらえることが多いでしょう。しばらく間が空くときや、転職の予定がない場合は、以下の手続きが必要です。

【健康保険】
健康保険を「任意継続」するかどうか決めましょう。任意継続とは、退職前に加入していた健康保険を2年まで延長できる制度です。延長を希望しない場合は、市区町村の窓口などで「国民健康保険」への加入手続きを行ないます。

【年金】
これまで加入していた厚生年金は、退職によって資格を喪失した状態です。市区町村の窓口などで手続きを行ない、「国民年金」に加入する必要があります。

【クチコミあり】転職者からの評価が高い会社の特徴

従業員から高く評価されている会社のランキングを、クチコミとともに紹介します。転職を決めた際は、ぜひ参考にしてください。

成長環境が評価されている企業ランキング

下記は、OpenWorkに寄せられた中途入社者のコメントなどから、「20代成長環境」と「人事評価の適正感」の評価を集計したランキングです。上位には、コンサルティング会社が集まる結果となりました。

これらの企業は、さまざまな研修プログラムが提供されているなど、教育環境が充実している点が特徴です。「希望に合う仕事がある」「キャリアの相談ができる」などの企業には、従業員からの人気が高い傾向が見られます。

クチコミからも、やりたい仕事で成長を続けられる企業を転職先に選ぶ人が多い様子がうかがえます。

組織体制:企業文化: クライアントインパクトと人材育成を両軸に掲げており、フィードバックカルチャーは非常に特徴的。フィードバックが組織文化として醸成されており、さまざまな場面で成長に資するアドバイスや気づきを得られる環境ではある。チーム内でも週に1度はマネージャーはパートナーからパフォーマンスやその他についてのフィードバックをもらう機会がある。上記の通り、サポーティブな環境ではあるものの、「甘さ」はほとんど存在しないプロフェッショナルファームである。

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働きがい・成長: 案件を取ってくるマネジメント層と案件を回すコンサルタント層があり、コンサルタント層は平均年齢30前半 くらいと若め。若手中心でプロジェクトを回すので、必然的に若いうちからプロジェクトを組み立ててデリバリーするまでを担うため、能力開発の機会が多い。 先輩コンサルタントとバディを組んで、OJTで学んでいく。社内風土としても風通しが良く、お互いの知見共有には積極的で、良い人が多い。

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働きがい・成長: 若手のうちはまず、パワポ/エクセル/議事録などの所謂作業スキルは徹底して叩き込まれるので、一定水準まではほぼ確実に身につく。解くべき論点と、その時点での仮説はどのランクでも考え続ける必要があるため、個人差はあれど常に考える癖も磨かれる。出向制度/留学/退職後の出戻りなど、個人のキャリアパスを柔軟に支援する制度も比較的充実していると考えられる。

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働きがい・成長: 自分が所属する支社の方針やともに働く仲間の質によって成長度合いは大きく異なるとは思うものの、教育制度や営業スキルを高める環境は十分に整っており成長には期待できる。

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働きがい・成長: 成長することを非常に求められる社風であり、基本的に目標設定や途中過程の設定などは一定の頻度で細かくレビューされフィードバックされるし、現状のレベルに合わせてアサインのレベルもどんどん上がっていく。また、成長スピードが早ければ早いだけ評価も案件のレベルも上がっていく環境である。平均的に見ても社員の成長速度は早いし、成長が早い人がさらに成長していく環境だと思う。

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長く働きやすい企業ランキング

転職するからには、長く働ける会社を選びたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

下記は、OpenWorkに寄せられた投稿から、友人や家族に「どの程度おすすめできる企業か」のスコアをランキング形式でまとめたものです。なお、回答者の平均勤続年数が7年以上の企業に限定しています。

同ランキングでは、社内研修が充実しており、キャリアを積んでいける企業が多く選ばれる結果となりました。

クチコミからは、若手でも仕事を任せてもらえるなど、成長の機会が多い企業も長く勤めるのに適していることがわかります。

働きがい・成長: アナリスト資格の取得を始めとして、各種の補助が当然のように充実している。業務自体が、業界最高レベルの先輩・取引先とつねにふれあっているため、成長の機会に恵まれている。

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働きがい・成長: 訪問、案件取得、手配先選定、納品、回収管理など営業がなすべき仕事を一気通貫でやることができ、社歴に関わらず裁量権が大きい。そのため失敗した場合は大変な反面、上手くいったときは達成感が大きくかつ社内で分かり易く評価される。商売人として基本を叩き込めるので、営業職としてのスキルを高めることができる。数多くのユーザーや協力企業に訪問し、知見を広げコミュニケーション能力を磨くため、たとえ商材が変わっても世間で通用する営業スキルや思考力が手に入る。

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ワーク・ライフ・バランス: プライベートとのバランスは比較的調整しやすい、ホワイトな会社だと思う。研究職については裁量労働制のため勤務時間の規定が一切なく、どの時間帯でも1時間でも働けば勤務日としてカウントされる。実際に必須の会議だけ、あるいは午前だけ、在宅で働いてあとは私用に出かけるといったこともよくある。

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ワーク・ライフ・バランス: 親会社のない完成品のメーカーであり、組織の規模も大き過ぎないので、会社として自ら舵取りをし、チャレンジ出来ることはやりがいであると感じる。自分の仕事についてしっかり裁量と責任を持って取り組め、意見が言える雰囲気もあるので、その中で結果を出せればやりがいはあると思う。

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働きがい・成長: 若いうちからやりがいがある仕事を任せてもらえます。特にプロジェクトマネージャを目指す人、能力が高い人に関しては早い段階で導入プロジェクト等のPMを任されることがあり、成長につながります。

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「仕事を辞めたい」に関するよくある質問(Q&A)

20代の仕事を辞めたいよくある理由は何ですか?

仕事上のストレスは、多くの人にとって仕事を辞める大きな理由です。

厚生労働省の調査によると、20代の人がストレスの要因として最も多く挙げているのは「仕事の失敗、責任の発生等」であり、「仕事の量」「対人関係」が続きます。まだ仕事に不慣れであり、上司とも世代が離れていることなどがストレスの要因となっているのかもしれません。

20代は、「第二新卒」として扱われることも多い年代です。未経験の仕事も含めて、転職のチャンスは大きいといえます。

30代の仕事を辞めたいよくある理由は何ですか?

30代の人が挙げる仕事上のストレス要因も「仕事の失敗、責任の発生等」が最も多く、「仕事の量」「対人関係」が続きます。これら3つは、20代が挙げる要因と変わりません。

ただし、「雇用の安定性」を挙げる人が増えている点は、20代と異なる注目点です。30代は昇進などにより立ち位置が大きく変わる、節目の年代であることが背景にあるといえるでしょう。

30代はまた、20代で培った経験をもとにして、キャリアアップを目指しやすい年代でもあります。この時期を「転職のチャンス」ととらえる人も少なくありません。

40代の仕事を辞めたいよくある理由は何ですか?

40代の人が挙げるストレス要因の上位2つは、「仕事の失敗、責任の発生等」と「仕事の量」です。これらは、20代・30代と変わりません。

ただし、次に多いストレス要因は「対人関係」ではなく「顧客、取引先からのクレーム」となっています。40代になり管理職として働く機会が増えると、人間関係に悩むことが減る一方、顧客や取引先からのクレーム対応でストレスがかかるケースが増えるのでしょう。

なお、40代は転職により年収が増える人が最も多い年代でもあります。そのため、転職を「年収アップの選択肢」ととらえることも可能です。

50代の仕事を辞めたいよくある理由は何ですか?

50代になると、仕事上のストレス要因は「仕事の量」が最も多くなります。次いで多いのは、「仕事の失敗、責任の発生等」と「対人関係」です。

50代は長年のキャリアを活かせる年代であるため、仕事の失敗について悩む人は減る傾向があるのでしょう。一方で、体力的な限界や、仕事量の多さにストレスを感じる人が増加します。

50代は、定年退職が視野に入ってくる年代です。勤務先によっては、転職に加えて、早期退職制度を活用するという選択肢もあります。

まとめ:退職・転職は客観的なデータも参考にして後悔のない決断を

仕事を「辞めたい」と感じるのには、人それぞれの理由があります。ただし、実際に辞めるかどうかは、メリット・デメリットなどから冷静に判断すべきでしょう。勢いだけで退職を決めてしてしまうと、後悔することもあります。

後悔を避けるためには、しっかりと計画を立ててから行動することが大切です。また、同様の悩みを抱える人の声を聞いてみるのもよいでしょう。

OpenWorkには、さまざまな企業のリアルなクチコミが多数寄せられているので、ぜひ役立ててください。ほかの人の意見や考え方に触れたうえで、自分が納得できる道を選びましょう。

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専門家アドバイス: 一つの会社に生涯を捧げ、守ってもらうような終身雇用はなくなり、これからは自分のキャリアアップのための転職が当たり前の社会です。同時に自分の人生を他人に委ねるような(他責の)生き方も許されなくなります。自分の人生の幸せとは何か、その価値観の軸を明確にしたライフデザインのもとで、どのようなキャリアを選択していくのか。まさしく「自己責任が問われる」時代に突入します。目先のことに一喜一憂することなく、長い目で人生を無駄にすることのないキャリアを選択いただけることを願っております。

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